アンチノールという犬猫のサプリメントをご存知でしょうか。
高齢で関節炎や椎間板ヘルニアになったことがあるワンちゃん、ネコちゃんを飼っている飼い主さんであれば、一度や二度は聞いたことがあるかもしれません。
- うちの子にはアンチノールは良い?
- 実際の効果ってどうなの・・・?
- 病院で勧められたけど・・・
こんな疑問をお持ちの飼い主さんがたくさんいらっしゃると思うので、今回はアンチノールを実際に飼い猫に与えた効果についてお伝えしたいと思います。
こんな人が書いてます→プロフィール
アンチノールって何??
アンチノールとはどんなサプリなのか、どんな子にこのサプリが向いているかご説明します。
- 関節・皮膚・被毛・心血管・腎臓・神経・認知機能の健康を応援するサプリメント
- 原材料:ニュージーランドで採れるモエギイガイ(貝)
- PCSO-524®という他にない91種類の脂肪酸(EPA.DHAなど)を含む
アンチノールはまだ発売されて数年の歴史は長くないサプリメントですが、今や動物病院の取り扱いNo.1にまでになりました。
購入リピート率も91.6%(公式サイトでの購入)を誇り、継続される飼い主さんも多いサプリでもあります。
正直なことをお伝えすると、4,5歳位の若く元気で健康な子に与えても特に効果は感じられないかもしれません。
実際に過去に健康な飼い犬に与えたときは何も効果は感じられませんでした^^;
アンチノールは関節炎や椎間板ヘルニアなど、炎症をおさえる作用に効果が期待でき、整形専門とする動物病院でも手術後などによくお勧めされています。
- 関節炎、椎間板ヘルニアなど関節や神経疾患
- 皮膚炎など皮膚に炎症がある皮膚疾患
- 気管支炎など咳がでる犬
- 他、炎症がみられる病気
私が実際に飼い猫にアンチノールを与えた際は、
足の歩行が飲ませて1週間で、明らかに以前より歩行が改善
椎間板ヘルニアが悪化した際も、倍量を飲ませることで症状が改善
という効果を感じました。
以下、症状について詳しくご説明します。
マンチカンMix、飼い猫の症状
飼い猫テン治郎(マンチカン×シンガプーラ)の関節炎と椎間板ヘルニアについてです。
写真を見ると、マンチカンの特徴である、足が普通の猫さんより短いのがわかりますでしょうか。
テン治郎の両方の前足は(おそらく生まれつき)曲がっています。
保護猫なので子猫の頃はどうだったか実際にはわかりませんが、譲り受けた時点では、常に前足をぴょこぴょこ引きずって足をかばって歩く、歩行異常がありました。
スコティッシュフォールドやマンチカンのような足の短い猫は、原因が高齢だけではなく、”生まれつき足の形状が正常ではない”子が多いことから、関節炎を起こしやすい猫種です。
そして他にも、レントゲンを撮った結果、足の異常の他に腰のあたりに椎間板ヘルニアがあることがわかりました。
ヘルニアに関しては、譲り受けた時点では特に症状がなかったので経過観察となりました。
アンチノールを飲ませた結果・・・
”関節炎があって足をかばっている”と思われたので、今春譲り受けてからアンチノールを開始しました。
足の引きずりに関して、アンチノールを飲ませた結果・・・
- 我が家に迎える以前は、保護ボランティアさんが数回、鍼治療に連れて行って下さったようです。
- 迎えてからアンチノールを飲ませて数日、引きずって歩く様子が明らかに改善。
この時点ではアンチノール以外に治療はしていません。 - 飲ませ初めてから1か月経過すると、ほぼ正常に歩くようになりました。
鍼治療の効果+アンチノールで回復が早かったのかもしれません。
ただし今現在も、
行動が見られます。
足が曲がっているので完治は難しいですが、症状の改善や進行を遅らせることはできています。
若くて健康な子にはアンチノールの効果はわかりづらいかも、と前述していますが、スコやマンチカンなど、足の短い猫ちゃんには、”まだ高齢ではなくても、アンチノールを飲ませる”と関節炎が緩和されて日常の動作の改善がみられるかもしれません。
今秋、椎間板ヘルニアの悪化
気温が低くなり寒くなってくると、テン治郎の椎間板ヘルニアが悪化し、後足がもつれる、歩けない、などの症状があらわれるようになりました。
幸い注射や飲み薬などの治療で数週間で元に戻りましたが、それでも1か月以上はキャットタワーなど高い所は登ることができませんでした。
もし何度も繰り返すようであれば、専門の病院でヘルニアの手術も考えています。
ただしこの時も、アンチノールを通常の倍量飲ませることで、症状が改善され治りが早くなったように感じます。
与える量と飲ませ方

体重 | 2倍量を与える期間(はじめの2週間) | 通常量を与える期間(3週間目〜) |
---|---|---|
10kg未満 | 2粒 | 1粒 |
10-20㎏未満 | 2-4粒 | 1-2粒 |
20㎏以上 | 4粒以上 | 2粒以上 |
- 初めの2週間は朝と晩に1粒ずつ(1日2粒)飲ませて、その後1日1粒に減らす
- そうすると少し足の引きずり動作が多くなったので、再び2粒与えること2週間
- 結果約1カ月間1日2粒与え、その後は1日1粒でも歩行が改善されている
- 今現在も1日1粒を継続
効果があまり感じられない場合は倍の量を飲ませてあげると、変化があるかもしれません。
その子の様子を見ながら、与える量は調整してあげてください。
アンチノールの飲ませ方
アンチノールはカプセル(液体)なので多少飲ませにくいかもしれません;

【3つの与え方】
- フードに混ぜて与える
- カプセルの中身は液体なので、爪楊枝などで穴を開けてフードにかける
- 直接口を開けて飲ませる
テン治郎の場合は、初めはフードにそのまま混ぜてもアンチノールだけ残していたので、中身をフードにかけていました。
現在はそのままでもフードに混ぜておくと、いつの間にか飲んでなくなっています。

購入方法
- アンチノールを取り扱う動物病院
- 公式サイト
規格 | 価格 | 1粒当たりの価格 |
---|---|---|
30粒 | 3,410円 | 113.6円 |
60粒 | 6,105円 | 101.7円 |
90粒 | 9,158円 | 101.7円 |
定期購入すると5%OFFになります。
動物病院コードを入力するとさらに5%OFFになります。(コードはかかりつけの動物病院へご確認ください。)
動物病院コード*(5%OFF)+定期購入(5%OFF)が一番お得に購入できますが、動物病院によっては公式の価格より安くしている場合もあるので、少しでも安く購入したい飼い主さんは病院へ値段を聞いた方が良いかもしれないです。
ちなみに犬用と猫用はパッケージが違うだけで中身は同じものになります。
アンチノールを飲ませる注意事項
体質や病気によっては合わない場合もあります。
アンチノールは”脂肪酸”と”オリーブオイル”など脂質が57%以上を占めています。
1粒が小さいので低脂肪の療法食などよりも少ない量なんですが、
- お腹をこわしやすい(下痢をしやすい)子
- 膵炎の発症歴がある子、膵炎で治療中の子
- 低脂肪食を食べている子
- etc…
は体調の変化に注意が必要です。
実際に膵炎の子に与えて良いかどうか販売会社へ問い合わせたところ、問題ないという回答を頂きました。
が、やはり体調を崩してしまう子も中にはいます。
飼い犬、飼い猫に与えて良いか不安な飼い主さんは、かかりつけの病院へ相談することをお勧めします。
さいごに
ペット業界にも、人間と同じく目のサプリ、皮膚のサプリ、免疫力をあげてくれるサプリなど色々なサプリがあります。
その中で、関節のサプリの第一選択をアンチノールにしてみてはいかがでしょうか。
アンチノールは炎症をおさえてくれる効果が期待できるといわれており、関節疾患に以外にも、皮膚疾患や腎機能、気管支炎、認知症など病気進行を遅らせてくれる効果も期待できます。
気管支炎のあるポメラニアンにアンチノールを飲ませた結果、咳が改善されたという報告もありました。
1粒100円ちょっとするので安くはありませんが、まずは1か月だけでも高齢のわんちゃん猫ちゃんや、関節炎のあるペット達に試してみる価値はあると思います。
今回の記事が、アンチノールのことでお悩みの飼い主さんへ参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
