インターホンや配達員さんに吠えるワンちゃん、多いですよね。
”吠え”は犬の本能なので、コントロールが難しいトレーニングのひとつです。
昔のように番犬として飼っているのであれば、吠える行為は必要なことですが、家の中で一緒に暮らすワンちゃんが多い現代では、吠えてほしくない場面が多々あり、”吠え”に対してのトレーニングが必要になってきます。
特に、今後”吠え”がひどくなりそうな犬種は、コントロールできると将来的にとても役立つので、是非トレーニングをおこなってみてください。
今回は、生後3か月以降の子犬のトレーニングで、インターホン(ドアベル)や配達員、来客に対して吠えないようにするしつけ方をお伝えします。
- インターホン(ドアベル)が鳴ると吠える
- 配達員、来客に吠える
こんなお悩みをお持ちの飼い主さんへ、お答えします。
こんな人が書いてます→プロフィール
結論は、
インターホンが鳴ったらおすわりをさせる
詳しくお伝えします。

吠えやすい犬種
- M・ダックス
- シェルティ(シェットランドシープドック)
- ウェスティ(ウェストハイランドホワイトテリア)
- ヨークシャーテリア
- ポメラニアン
- M・シュナウザー
- マルチーズ
- ビーグル
- etc…
上記にあげた犬種は、吠えのコントロールを目的としてしつけをしていく必要があります。
しつけのタイミング(生後3か月~6か月頃)
生後3か月以降は若年期といって、自分のとるべき行動を決めていく時期です。
良いことと悪いことをしっかり教えていくことができます。
(*悪いこと・・・テーブルに手をかける、ゴミ箱あさり、家具をかじる・掘るなど)
生後6か月~1歳位までは、人間でいう所の思春期にあたります。(個体差あり)
恐怖を感じる時期なので、恐怖からくる攻撃行動や吠えがでてくる時期でもあります。
この時期は、恐怖を与えないようにトレーニングしていく必要があります。
子犬の頃のトレーニング同様、褒めながらご褒美を与えながら、怖いことではないと理解してもらいます。
トレーニング法(難易度:★★)
準備:必ず自宅のインターホン(ドアベル)の音で練習する
- ご褒美(おやつ)を用意し、隠しもっておく
- 協力者に外からインターホンを鳴らしてもらう
- インターホンが鳴ったら、インターホンの下で『おすわり』をさせてご褒美を与える
1日:10~15分:約2週間:毎日練習する
さらに上級編では、インターホンが鳴ると犬の居場所(マットやベッド、サークルなど)で待機できるようになると完璧です。
普段から”シート”などの声掛けで、いつでもその居場所で待機できるようにすると、犬の行動をコントロールできるようになるので、ステップアップしたい方(特に大型犬)におすすめします。

すでに吠え癖がついている成犬に対して
おそらくインターホンが鳴ると、吠えることに夢中で人の 『おすわり』の声かけは聞こえなくなってしまいます。
まずは吠えている状況を止めさせる、という事が必要になってきます。
天罰方式といって、例えば吠えている最中に
- ビー玉を中に入れた缶を床に落とす、鳴らすなどして大きい音でびっくりさせる
- 水鉄砲をかける
- etc…
びっくりして吠えが止まったら、おすわりをさせてご褒美を与えます。
ポイントは、飼い主が行っているとバレないようにすることです。
犬の頭の中では、『自分が吠えたら縄張りに知らない人が入って来なかった=追い払えた=良いことをした』となっているので、
そこを『インターホンが鳴っても吠えなかったら、ご褒美がもらえる』と思ってもらうようにトレーニングすることが大切です。
ちなみに、引っ越しなどでインターホンの音が変わるときはしつけのチャンスです。
まとめ

今回は”吠えの予防対策”についてお伝えしました。
すでに吠えてしまうワンちゃんも、時間はかかりますがトレーニング可能です。
そして子犬を飼い始めた飼い主さんは、是非今回のお伝えした方法をお試しください。
吠える前にトレーニングを行った方が、圧倒的にその後のしつけが簡単になります。
今回の内容が、トレーニングでお困りの飼い主さんの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!