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犬との暮らし

【最近トイレの失敗が増えた・・・】犬猫の認知症

認知症の予防法【老犬の介護テクニック】第5弾をお伝えする前に、犬猫の認知症についてご説明したいと思います。

認知症は正式名称を”高齢性認知機能不全”といいます。
以前は「痴呆症」ともいわれていました。

この病気は”年齢”による要因が大きく関わっていることがわかっています。

  • 高齢になってトイレを失敗するようになった・・・
  • 昔より吠える、鳴く、怒りっぽくなる
  • 家の中をうろうろ歩き回る
  • etc…

こんな行動が見られる飼い主さんへ、認知症について詳しくご説明します。

こんな人が書いてます→プロフィール
(動物行動の専門医である入交眞巳獣医師のセミナーを参考にさせて頂いております)

症状

  • トイレの失敗、トイレの場所がわからなくなる
  • よく吠える、鳴く
  • コミュニケーションの変化(無反応など)
  • 『おすわり』、『まて』など、コマンドに従わない
  • 家の中で迷う、散歩中に家を通り過ぎてしまう
  • 昼夜逆転(昼寝て夜起きる)
  • 家の隅で動けなくなる
  • 好きだったことをやらなくなる
  • 徘徊行動
  • 夜鳴き
  • etc…

年齢と品種

犬では11-12歳で約28%、15-16歳で約68%が一つ以上の認知機能の低下がみられます。
猫では11-14歳の約30%、15歳以上の約50%が一つ以上の認知機能の低下がみられます。

どの犬種や猫種でも認知症はみられますが、柴犬などの日本犬や、日本犬系の雑種に多いという報告があります。

認知症の原因は?

”酸化ストレス”が原因のひとつだと考えられています。
酸化ストレスとは、簡単にいうと『体がサビついてしまう』ということです。
特に脳(神経細胞)は、酸化ストレスの影響を受けやすい器官です。

酸化ストレスには、抗酸化成分の摂取(食事)が効果的であるといわれています。
抗酸化成分の多く含まれたフードを与えられていた犬の方が、通常のフードを食べていた犬よりも2.8倍、認知症の発症率が低かったという研究結果があります。

認知症の治療法と予防

現在の医療では、残念ながら認知症を完治する方法はありません
病気の進行を遅らせて、人とペットのお互いがなるべくストレスなく過ごせるように、QOL(生活の質)の向上を目指します。

  1. 環境修正(犬猫にやさしい環境)
  2. 行動修正(ストレスのない環境、知育トイなど、心身に刺激を与える)
  3. 抗酸化成分の使用(フード・サプリメント)
  4. 薬物療法

以上の4つが、症状の進行を遅らせ、認知症を予防する方法です。
こちらの4つは次回詳しくお伝えしたいと思います。

まとめ

飼育状況の改善や、獣医療の発展などでペットの寿命が一昔前より格段に長くなっています。
それに伴って様々な老齢性疾患(ガンなど)も増え、なかでも問題となっているのが認知症です。

症状が年齢とともにゆっくり進行するので、気づきにくい病気ではありますが、早期発見・治療することで進行を遅らせることができ、予防する事もできます。

まずはシニア期に入ったら、抗酸化成分のサプリメントやフードを与える事をおすすめします。
フードやサプリについては次回詳しくご説明したいと思います^^

最後まで読んでくださりありがとうございました!

ABOUT ME
カオリ
北海道の動物病院に勤務する、動物看護師です。 犬、猫、動物を愛しています! ペットと飼い主さんの笑顔が増えるよう日々研鑽しています。 暮らしに役立つペット情報や犬猫の病気・フード・介護の事などをわかりやすくをモットーに発信しています。 ペットと一緒にハッピーライフを^^