犬猫に歯みがきってどうやってするの?犬猫の歯ブラシってどんなものを使ったらいいの?
今回はデンタルケアの最終目標、”ブラシを使った歯みがき方法”についてです。
数回にわたり、犬猫のデンタルケアについてお伝えしてきました。
デンタルケアの中でも一番効果のあるブラシを使った歯みがきですが、難易度が高く嫌がるわんちゃんねこちゃんが多いのが現実です。
今回は写真を使ったわかりやすい歯みがき練習方法と歯みがきのコツ、おすすめの歯ブラシをご紹介します!
START デンタルガムの選び方&与えるだけの簡単ケア
STEP1 デンタルジェルでお口を触る練習
STEP2 さっと磨いてポイッ!ガーゼを使ったこすり磨き方法
GOAL ブラシを使った歯みがき
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☆歯周病について詳しくは別記事にてお伝えしています。良かったらご覧ください^^↓↓↓

歯ブラシの選択方法

人間の歯ブラシでも代用可能です。
口腔内の状態によって使い分けるようにしましょう。
歯周病のない健康な口腔内(~3歳くらいまで) | 軽い歯周病あり・歯石取り後のケアに |
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幼児用 やわらかめ ヘッドが小さめのもの | 超極細毛 やわらかめ ヘッドが小さめのもの |
おすすめの犬猫用”歯ブラシ”
人間用のブラシを使用しても大丈夫ですが、犬猫のお口専用に作られた歯ブラシも販売されています。
ライオンベッツドクタースペックはヘッドがコンパクトで口の小さなペットに適した歯ブラシで、にぎりやすいグリップが特徴です。
歯肉の状態によって3タイプから選択することができるので、自身のペットにぴったりの歯ブラシを選んであげましょう。
ライオン ベッツドクタースペック ラウンド毛タイプ
ベッツドクタースペック ダブル毛タイプ
ベッツドクタースペック 超極細毛タイプ
歯みがきの練習方法
ステップ1:練習
- 水でぬらした歯ブラシとご褒美(おやつ)を同じ手にもつ
- 歯ブラシの先端にデンタルペーストをつける
- 鼻、口をもって軽く唇をめくる
- 軽いタッチで、一瞬歯にあてると、すぐにおやつを与える
一人で行う場合は、前からみがこうとすると後ろに逃げてしまうので、後ろから抱えて行うようにする
ステップ2:実践
- 歯ブラシをあてることに慣れてきたら、時間をのばしていく
- とくに奥歯は歯石が付きやすいので、奥までブラシを入れてみがけるよう練習する
- 表、奥、裏側と歯みがきする
まだ我慢できる 限界ライン
歯みがきのコツ

- 歯ブラシをあてる力は優しく、手に何かぶつかったらブラシを落としてしまう位の力で持つ
- 強い力でみがくと傷つけてしまったり、歯ぐきが浅くなってしまうので軽いタッチで行う
- 歯垢から歯石になるのは3日。歯みがきで歯石を取ることはできないので、初めのうちは3日以内ですべての歯をみがくことを目標にする(みがく部位を日ごとに分けるなど)
- 歯みがきを好きになってもらうために、初めのうちはおやつを与えながら行う
- 歯みがき後にご褒美として、サプリやガムを与えてもOK
さいごに
様々な状況に合わせたデンタルケアをご紹介してきました。
大切なのは、継続する事、そしてお互いに楽しくできることです。
毎日歯みがきは大変、という方は、”サプリやガムを毎日与えて、歯みがきは週3日だけ”など、飼い主さんのできる範囲で行ってあげるようにしましょう。
デンタルケアは病気の予防、そして健康寿命を延ばします。
今回シリーズでお伝えしたデンタルケアが、飼い主さんの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
