以前、犬を初めて飼う人におすすめの犬種を記事にしましたが、今度は逆に初心者にはおすすめしない犬種を動物看護師の視点でお伝えしたいと思います。
- 初めて犬を飼う人におすすめしない犬種とは?
- 初心者が飼ってはいけないNGな犬種とは?
前提として、ペットショップ等で飼えそうな身近な犬種から考えています。
ですので、初心者が飼ってはいけない犬種の中でもシェパードやピッドブル、ブルテリアなどあえて探さないと飼えない犬種は省いていますのでご了承ください。
こんな人が書いてます→プロフィール
*同じ犬種でも、性格には個体差があります。
必ずしもこの犬種だからこうだというわけではなく、あくまで比較的その傾向が高いですよ、という参考としてお考え頂ければ幸いです。
①大型犬は初心者には難しい
大型犬は今まで犬を飼ったことがない人には向きません。
小型犬と違って体が大きい=力が強いので、しつけがしっかりできて、人がコントロールできるようにしなければ後々大変な思いをする事になります。
初心者でどうしても大型犬が欲しい方は、ラブラドールやゴールデンレトリバーならしつけの面でも性格の面でも他の犬種よりは飼いやすいかなと思います。
②おすすめしない3つの小型犬種
ジャックラッセルテリア
ジャックラッセルテリア
小型犬の中では一番といわれる程賢い犬種で、体力のある犬種でもあります。
賢いのでしつけがそれほど難しいというわけではないですが、とにかくやんちゃで活発。
初めて飼う人ではそのパワフルさについていけなく、コントロールできない可能性があります。
柴犬
柴犬
日本犬特有の気質で、とても神経質で頑固です。
変化に対して敏感で、『いつもと同じ』じゃないとストレスを感じる犬種。
基本的に飼い主さん以外には懐かず、何か自分にとって嫌なこと(例えば足を触られるなど)をされると過敏に反応し、飼い主さんにも攻撃的になります。
最近は柴犬っぽくない柴、人が大好きな友好的な柴が昔に比べれば増えてきたかなという印象です。
W・コーギー
ウェルッシュ・コーギー
気質が柴犬と似ています。
元々牧畜犬として、牛や羊の踵を咬み、吠えて追い立てる仕事をしていた犬種なので、その気質が今も残っています。
動くものに対して敏感に反応し、家庭でも咬みつきや吠えの行動がでやすい犬種です。
怖がりなコーギーが多いですが、中には驚くほどのんびりおっとりしたコーギーに出会うことがあります。
初心者が飼ってはいけない犬種:ボーダーコリーがNGな理由
ボーダーコリー
ボーダーコリーは初心者が飼ってはいけない犬種です。
体格がそこまで大きくなく(15~20㎏位)、数百種類ある犬種の中で最も賢い犬種といわれているボーダー。
一見飼いやすいと思われがちですが、彼らは本当に知能が高く、その高い知能ゆえにしつけがとても難しく、訓練が必要な犬種です。
しつけに慣れていない人が飼うと、咬みつきなど攻撃行動などがでる可能性があります。
牧羊犬の気質から、常に動き回ってじっとできない犬種なので、単純なしつけや散歩だけだとストレスを感じてしまいます。
きちんとしつけをできる方が、知能に合った遊びや訓練を行うと、本当に良いパートナーとなってくれます。
まとめ
以前、ボーダーコリーを飼っていた方が、しつけがうまくいかず(他にも理由はありましたが)、動物管理センターへ手放すという悲しい出来事がありました。
世の中には人間の身勝手な理由に振り回される動物たちがたくさんいます。
ブログで何度もお伝えしていますが、ペットを飼うと決めたら、重大な責任と最後まで見守る覚悟が必要です。
せっかくペットを飼ったのに、悲しい結末にならないよう、ペットを飼う際は事前に飼いやすさ等を調べて、自身の環境面や経済面を本当によく考えて決断して欲しいと思います。
本記事が、初めて犬を飼う方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
