お散歩中に飼い主の横を優雅に歩いているワンちゃん、とってもかっこよく素敵にみえますよね。
あんな風に歩きたい!今回は、そんな飼い主さんの夢を叶える、”ついて”のトレーニング方法についてお伝えします。
中々難易度が高いトレーニングですので、根気強く時間をかけて練習しましょう。
- 散歩中に横に並んで歩いてもらうにはどうしたらいい?
- 散歩中にちょろちょろして危ない・・・
- 引っ張られて転びそうになったことがある・・・
こんなお悩みをお持ちの飼い主さんへ、お答えします!
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”ついて”を教える目的とメリット
一番の目的は”事故防止”です。
”ついて(ヒール)”の意味は、『愛犬を飼い主の横につかせること』。
綿密には、『ヒール』は左側、『ついて(つけ)』は右側という決まりがあります。
お散歩中に”ついて”を指示することで、他の人や犬への飛びつき、道路への飛び出し、逃走を防止します。
力の強い、中・大型犬は好きなように走り回ってしまうと、犬自身も飼い主も大変危険です。
不慮の事態から犬を守り、安全にお散歩をするためにも、必須のトレーニングになります。
特に雪が降る地域では、路面が凍結しているなか犬がぐいぐい引っ張ってしまうと、人が転倒して骨折の可能性が高く危険になりますので、飼い主がコントロールできるようトレーニングしましょう。
『ついて』のトレーニング方法【難易度:★★★】
日本は左側通行なので、犬を自身の左側に歩かせる事で車などの危険を回避するという理由で、飼い主の左側に”ついて”ができるようトレーニングすることをおすすめします。
初めから外でトレーニングしても、誘惑や刺激が多い外ではあまりうまくいきません。
家の中でできるようになってから、外でのトレーニングに移行します。
”ついて”、”ヒール”、”つけ”など何でも良いですが、必ずコマンドは統一しましょう。
- (準備)左手にリードを持ち、右手にご褒美(フード)を持ちます。
- 飼い主が立った状態で、犬にご褒美を見せ『ついて』と指示をして飼い主の左側に誘導します。
- 横に移動できたら『よし』でご褒美を与えます。
- 徐々にご褒美なしでも横につけるように練習します。
- 『ついて』を犬が理解できていたら、次は『ついて』でポジションをキープしたまま歩き始めます。
- 横をついて歩けていたらご褒美を与えます。初めは2歩、3歩でOK。徐々に距離を伸ばしていきます。
犬の集中力は長くて10~15分。
子犬の場合は5分程度なので、練習は無理せず、1日数回を毎日コツコツするようにしましょう。
外でのトレーニング
お家の中でできるようになったら、次は外でのトレーニングです。
- 庭や玄関前、人の少ない公園など犬が集中できる環境の中で、お家の中で覚えた飼い主との位置関係を保ちながら、練習をしましょう。
- 同じように『ついて』で横につく練習です。
- 横につくことができたらご褒美を与え、次は歩きながら『ついて』の指示をします。
- 犬が飼い主の前に出てしまった時は、すぐに立ち止まり『ついて』の指示を出して元の位置に戻します。
- 次は信号待ちの時や他のワンちゃん、人とすれ違う時などに『ついて』を指示しして、横につけるようにします。
- 最終的にはいろいろな場所に一緒に歩いていき、どんな環境でも飼い主との位置関係が保てるようにしましょう。
歩く距離を少しづつ長くして行きますが、時々名前を読ぶなど声掛けをして、犬とのアイコンタクトをするようにしてください。
さいごに

『ついて』のトレーニングは難易度が高く、難しいトレーニングです。
ですが、ワンちゃんと飼い主さんの安全のために、『ついて』のトレーニングはとてもおすすめです。
無理せず段階を踏んでコツコツ練習して、できた時にはたくさん褒めて声掛けしてあげましょう。
今回の内容が、お散歩トレーニングでお困りの飼い主さんの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!