前回、お散歩デビュー前に必要な準備についてお伝えしました。
みなさん準備はOKですか?^^
3回目のワクチンが終わり、2週間が経過したらいよいよお散歩デビューの時です!
子犬の初めてのお散歩ってとても大切なんです。
お子さんの”はじめてのおつかい”とちょっと似てるかも。
(前回の記事の内容をふまえた上で今回のブログを読んでいただけると、内容がさらにわかりやすいかなと思います)
今回は、
- お散歩デビューの方法ってなんだろう?
- そもそも散歩にやり方なんてあるの?
- ただ外を歩くだけじゃないの?
- 初めてのお散歩で気を付けることは?
こんな疑問をお持ちの子犬を飼っている飼い主さんへ、お答えします!
社会化期という子犬にとって大切な学習時期を、上手くトレーニングができるようサポートできればと思います^^
こんな人が書いてます→プロフィール
お散歩前の準備と注意する事
- 最初は人や車など刺激の少ない時間帯を選ぶようにしましょう。
- できるだけ天候の良い日に行います。
- 首輪やリード(引綱)に気を取られないよう、お散歩デビュー前から慣れさせておくことが大切です。
(前回のブログで詳しくお伝えしています。) - 犬のご褒美(フード)をポケットやウエストポーチなどに入れて用意しておきます。
- 誤飲に注意しましょう。好奇心旺盛な子犬は石でも草でも何でも食べてしまいます。タバコの吸い殻などは中毒を起こす可能性がありますので、十分注意しましょう。
- 玄関から出る前に『おすわり』をさせる
- 飼い主が先に外に出る
- 『ヨシ』の合図で犬を出す
玄関からの飛び出し防止のために、必要なトレーニングになります。

【STEP1】外に出る
- 玄関から外に出たら、まず周りを確認させます(匂いをかがせます)。
- 『おすわり』をさせてご褒美(フード)を与えましょう。
- 食べる事ができる⇒本格的なお散歩トレーニング開始
- 食べる事ができない⇒まだ緊張しているので、あまり無理はせずにゆっくり教える
子犬が外の環境に慣れないうちは、なかなか歩かなかったり、立ち尽くしてしまうことが多々あります。
”外の世界=怖い”と思わないように、緊張しているワンちゃんの場合は短距離・短時間を無理なく行うようにしましょう。
【STEP2】家の周りを歩く
- コースを決めて、家の周りを何周か歩きましょう。初めは匂いを嗅いだり、確認作業をさせます。
- 同じコースを3日程度お散歩して、次第に新しいコースにトライしていきましょう。
【STEP3】お散歩中に出会う、様々な状況を理解してもらう
人・車・自動車・バイクに遭遇
- 飼い主が対象物を確認した時点で、犬に『おすわり』『まて』を指示。
- 対象物が通り過ぎたらご褒美(フード)を与えます。
他の犬とのコミュニケーション
飼い犬のタイプが、積極的なぐいぐい系か、消極的な怖がりさん系か分析しましょう。
タイプ別に、他の犬とのコミュニケーション方法をお伝えします。
積極的な物怖じしないタイプ
- 他の犬との接触を少しずつ行ってOK。
- ただし、消極的な犬を怖がらせてしまうことに注意しましょう。
- 自分と同タイプ、もしくは体格の大きな成犬と会わせてみましょう。
消極的な怖がりさんタイプ
- 積極的に他の犬との接触させることは避けましょう。
- 他の犬を飼い主が確認したら、『おすわり』をさせて、『おすわり』ができたらすぐにご褒美(フード)を与えて他の犬を避けます。
- 上手くできるようになったら、『おすわり』の後に『まて』をさせるようにして、少しずつ時間を延ばしていきます。
- ただし、公園で同じくらいの月齢で、同じような性格の子犬には会わせてみててもOKです。その場合、何度か会えてお互い慣れることができるとさらに良いです。

お散歩時の持ち物リスト
お散歩に慣れてきたら、徐々に時間と範囲を広げていきます。
以下はお散歩時の持ち物リストです。
- 狂犬病の鑑札と注射済票:狂犬病の登録と注射が終わったら動物病院からもらえます。迷子札になるので必ず首輪につけるようにしましょう。
- ウンチ袋:100均でも販売されている消臭機能付きの黒いゴミ袋がおすすめです。
- ペットボトルの水500ml:おしっこを洗い流す用。
- あったら良いもの⇒飲み水・ご褒美(フード)・おもちゃ:犬が立ち入りOKの公園で休憩、遊ぶ用。
まとめ
今回は、お散歩デビューの方法についてお伝えしました。
楽しいお散歩の時間がトラウマになってしまわないように、怖い思いをさせない、不安な思いをさせない事が大切になります。
今の時期だと、熱中症になってしまうのはもちろん、”路面が熱い”それだけでもお散歩が嫌いになってしまう事があるので、暑い時間帯のお散歩は避けましょう。
初めにもお伝えしましたが、いざお散歩に行こうとお外に出しても、固まって動けなかったり、歩けなかったりする子が多いです。
無理なくその子のペースで、おもちゃやご褒美(フード)を使いながら外の世界に慣れさせていきましょう。
お散歩に慣れてきたら、次は横に並んで歩く練習、『つけ』の練習を始めます。
『つけ』のトレーニング方法はまた今度お伝えしたいと思います。
今回の内容が子犬を飼っている飼い主さんの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!