ソファに飛び乗れない、腰や背中を触るとキャンっと鳴く、震え、足に力が入らない・・・こんな症状が愛犬にあらわれたことはありますか?
胴長短足のダックスや、高齢のワンちゃんは腰痛や椎間板ヘルニアになってしまう子がとても多いんです。
愛犬のMダックスも、腰痛の症状が何度かありました。
現在飼っている愛猫もヘルニアで一時歩けなくなったことが(今は元気です)。
腰痛やヘルニアは完治が難しいので、注射やお薬で痛みをやわらげて様子をみる治療が主になります。
(重度のヘルニアは手術が必要)
治療は病院でできるけど、少しでもお家で快適に過ごすためには、再発を防ぐためには、どんな事に気を付けたら良いの?
首や腰への負担を減らすこと
負担を減らすためにどういった方法があるか、お家で出来る腰痛&椎間板ヘルニア対策をご紹介します!
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異変にいち早く気付いてあげられるのはご家族の方々です。
愛犬の歩く仕草や様子に異変がみられた際は早期の受診をおすすめします。
①食器の高さをその子に合わせる
飲み水やフードの食器を、食べやすいよう高さを変えて首や腰への負担を減らします。
- 高さのある食器を用意する
- 土台の上に食器を置く
- ケージに取り付ける食器台
食器の高さは飼い犬の大きさに合わせて用意してあげましょう。
おすすめ食器:猫壱ハッピーダイニング脚付フードボウル
あたしも使ってたの。チワワやMダックスにはちょうどいい高さで食べやすいわ^^
おすすめ食器台1:無印良品 アクリル仕切棚
・元々は収納用に使う無印の仕切り棚。大きさの種類も豊富なのでおしゃれな食器台としても使えちゃいます。
・そのまま食器を置くと滑ってしまうので、滑り止めを敷いて使用することをおすすめします。
・写真の仕切り棚の大きさは約幅26×奥行17.5×高さ10cm
ペット用の食器台って良いものは○万円。安くておしゃれな他のもので代用できるわ。
おすすめ食器台2:ペットサークルに取り付ける食器台 グルメラック ツイン
・ゲージに取り付けることで高さを自由に設定できます。
・食器を遊んでひっくり返してしまう子にもおすすめ。
・お水だけ、フードだけのシングルタイプもあり。
・底は滑り止めマット付きで安心。取り付けも簡単!
ぼくのサークルにもついてるにゃ。安定感も◎
②家の中でできる工夫
ソファやベッドなど、なるべく段差をなくして腰や首への負担を減らしてあげましょう。
フローリングは足が滑ってしまい関節や腰への負担になります。
愛犬がいるスペースだけでも、滑り止めのマットを敷くことをおすすめします。
上階などへの長い階段は、昇り降りできないようにフェンスやゲートを設置すると良いですよ。
- ペット用ステップをソファやベッドの前に置く
- 愛犬の活動範囲にマットを敷く
- 階段の前にフェンスやゲートの設置
おすすめステップ:ドッグステップ ハグワン
・選ぶポイントは、自宅のソファの高さとベッドの高さ。ハグワンは1ステップにできるのもGood。
・安定感があって滑らない、組み合わせで変更可能なハグワンはドッグトレーナー監修ということもあり、ステップでこれ以上のものはないかと。
ぼくは設置されたその日から使ってるにゃ!
腰が痛かったときはジャンプができにゃかったから、高い所に行きたいときは階段を使うにゃ。
おすすめフローリングシート:レック ぴたQ 吸着 タイルマット
・普段ペットが生活するスペースの一部で良いので、敷くことをおすすめします。
・動物がいるとどうしても汚れてしまうので、汚れたからその部分だけ変えることができるものを選びましょう。
・カット可でサークル内のみでも使用できます。
おすすめフェンス:アイリスオーヤマ ペットフェンス
あたしはよくひとりで階段を昇り降りしてたから、危ないからってママがフェンスを設置したの。
③サプリメント
椎間板ヘルニアや腰痛のおすすめのサプリメントは、今のところアンチノールが一番かなと思います。
- アンチノール
☆アンチノールについては以前別記事にて詳しくお伝えしていますので、良ければこちらもご覧ください↓

ぼくは毎日1粒がんばって飲んでるよ。
ホントはヤなんだけど、のんだらごはんがもらえるんだ。
④あたためる
気温が低いなど寒さを感じると筋肉が固くなるため、冬場は腰痛や椎間板ヘルニアが再発しやすくなってしまいます。
なるべく部屋を暖かくしたり、洋服を着せて腰回りなどを温めてあげてください。
- 部屋の温度設定を高めにして暖かくする(人が無理のない範囲で)
- 洋服を着てもらう
小型犬であればいらなくなった服の袖を切ってそれを利用するのもおすすめです。


⑤胴輪(ハーネス)の使用
ヘルニアで首を痛めているワンちゃんのお散歩には、首輪よりも胴輪をおすすめします。
なるべく負担にならないものを選んであげましょう。
おすすめハーネス:ドッグハーネスハキハナ
⑥過度な運動は控える
ボール投げやフリスビーなどの運動は腰痛やヘルニア経験のあるワンちゃんはなるべく避けた方が良いです。
本人が走りたいのを我慢させることは難しいので、遠くにボールを投げるなど飼い主さん側から運動を促す行為は控えた方が良いかも。
遊び好きのわんちゃんはできれば近距離で。
筋力アップのためにも、症状が落ち着いているときはお散歩に行くのはおすすめです。
- ボール投げ、フリスビーなどはNG。近距離で走らせないように。
- 症状が落ち着いていればお散歩OK。
⑦(おまけ)車イスでのリハビリ
椎間板ヘルニアで歩行が困難になったワンちゃんのリハビリにおすすめなのが車イスです。
車イスは歩けなくなった子の歩行補助だけでなく、歩けるようになるためのリハビリ器具でもあります。
車イスレンタルサービスなどもありますので、歩行が難しいワンちゃんは是非試してみることをおすすめします。
なぜこんなにプッシュするかというと、実際に私の飼い犬が病気と高齢でどんどん歩けなくなっていった時に車イスを使用したことで、愛犬がとても楽しそうに、快適そうにみえたからです。
*車イスについては別記事で体験談もふまえて詳しくお伝えしていますので、よければこちらの記事もご覧ください↓↓

家の中に小さなサークルを作って、その中で日中は歩いてたの。
歩きたいけど歩けないもどかしい日常が、車イスがあることでストレス軽減♪
まとめ
今回は経験談をふまえて、お家で出来る椎間板ヘルニア&腰痛対策についてお伝えしました。
人も高齢になると足腰が痛くなったりするのと同じく、ワンちゃんもシニアになるとどうしても腰痛や椎間板ヘルニアになってしまいます。
治療は動物病院で、その後のケアは今回お伝えした内容に気を付けることで、できるだけ再発を防いで快適に過ごしてもらいましょう。
今回は割愛していますが、肥満もヘルニアの原因になってしまうので、ダイエットもヘルニア予防対策の一つです。
肥満は椎間板ヘルニアだけではなく様々な病気につながりますので、日々の食事に気を付け適度な運動を心がけましょう。
今回お伝えした内容が、腰痛やヘルニアでお困りの飼い主のお役に立てれば嬉しいです!
最後まで読んでくださりありがとうございました!