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【画像】で解説|お薬の飲ませ方のコツ(シロップ・粉薬編)|投薬補助トリーツ3選

お薬が苦手な飼い犬飼い猫に、お薬を飲ませるのって本当に苦労しますよね。
何かに混ぜて与えても器用に薬だけ残したり、後々薬だけ吐き出したり。
次の日床に薬が落ちてた、なんてこともあるかもしれません。
1週間など短期間だけならまだしも、心臓腎臓のお薬など生涯飲ませる必要があるお薬が苦手だと動物もストレス、飼い主にとってもストレスです。

今回は、

  • お薬を嫌がって飲んでくれない
  • お薬の飲ませ方がわからない
  • お薬だけ残す、吐き出す

こんなお悩みをお持ちの飼い主さんに、簡単にできるお薬の飲ませ方のコツを犬猫別にわかりやすく解説したいと思います。

こんな人が書いてます→プロフィール

お薬には以下の4つの種類があります。

お薬の種類
  • 錠剤
  • カプセル
  • 粉末(散剤)
  • シロップ(液剤)

今回は、4種類のうち、粉末薬とシロップの2種類の飲ませ方についてお伝えします。
錠剤・カプセル編の解説はコチラ↓

【保存版】|薬が苦手なわんちゃんねこちゃんに、簡単にできるお薬の与え方|錠剤・カプセル編愛犬、愛猫にお薬を飲ませるのにお困りの飼い主さんへ、写真付きでお薬の飲ませ方を解説しています。今回は錠剤・カプセル編です。ポイントは顔を上に向ける事と、タオルを使うと暴れても抑えやすいです。...

方法①:直接口を開けて与える

粉薬は直接与えるのは難しいですが、シロップは直接そのまま注射器で与える事ができるので、確実に飲ませることができるメリットがあります。

自ら飲んでくれる子は、口の前に持っていくだけでOKな事も。

自分から飲まない子は、注射器を持っていない手で頭、もしくは鼻を押さえ、口の端から少しずつ与えます

気管に入ってむせないよう、少量をゆっくり与えるようにしましょう

猫の場合も同じく、口の端から少しずつ与えます。頭を掴んで固定すると与えやすいです。
ただし、猫の場合は時間を掛けすぎると逃げてしまうので、他に押さえられる人がいる場合は、手伝って押さえてもらった方が良いです。

1人で行う場合のコツ

暴れる子は、バスタオルなどを使って体を包み、両足の間に挟んで後ろから飲ませると与えやすいです。(動物と人間は同じ前方向を向いている状況)

方法②:フードやおやつなど食べ物に混ぜる

食べ物に混ぜてごまかされてくれる子は、この方法が一番手っ取り早くて簡単です。

粉薬:缶詰などやわらかいフードや、ちゅーる、とろみのあるおやつに混ぜて与える
シロップ:ドライフードや缶詰、おやつにかけて与える

薬に気づくと警戒してフード自体を全く食べなくなってしまうことがあります。
初めは少量の薬を混ぜてみて、気づかない様なら少しずつ薬の量を増やしてフードを与えるようにしましょう。

方法③:投薬補助トリーツを使用する

シロップや粉薬の場合は粘度が高い補助トリーツを使用するのをおすすめします。
おやつより与えやすいですよ。
『おくすりちょーだい』や『ビオナチュレ』などは実際に病院でもよく使用しています。
ただし、薬の飲み合わせとアレルギーには注意してください。

おくすりちょーだい(犬猫用)

  • 内容量:130g
  • 原材料:還元水飴、植物油脂、プロセスチーズ、乳タンパク、乳ペプチド、香料
  • 風味:チーズ味
おすすめポイント
  • 水飴のようなマヨネーズのような補助トリーツ。犬猫どちらにも使えます。
  • シロップよりは粉薬向きですが、シロップ(液体)ももちろん混ぜて与えることができます。
  • 飽きの来ない味のようで、継続購入される方が多い印象です。

ビオナチュレ 投薬補助トリーツ(猫用)

  • 内容量:1本あたり10g
  • 原材料:国産鮭、昆布だし、サーモンオイル、やぎミルク、食物繊維、グアガム、食塩
  • 風味:鮭
おすすめポイント
  • いなばのチャオちゅーるのような補助トリーツですが、低リン・低ナトリウムで腎臓心臓に配慮されており、高齢の猫ちゃんに大人気商品です。
  • 味はサーモン(鮭)とスプラット(ニシン)の2種類。
  • お薬を飲ませるためだけではなく、普段のおやつとして与えるのもおすすめ。
  • 粉薬、錠剤、液剤(シロップ)OK。ただし魚にアレルギーのある猫はNGです。
  • ちなみに投薬補助ではないですが同じく腎臓心臓に配慮された犬用(ササミ味・サーモン味)のトリーツも発売しています。

いなば 投薬用ちゅ~る(犬用)

  • 内容量:1本あたり12g
  • 原材料:鶏肉(ささみ)、チキンエキス、オリゴ糖、寒天、殺菌乳酸菌、増粘安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)、ビタミンE、紅麹色素、緑茶エキス
  • 風味:とりささみ味
おすすめポイント
  • おやつのちゅ~るより粘度が高く粉薬や液剤(シロップ)が与えやすいです。
  • もちろん錠剤もOK。
  • 乳酸菌1000億個配合により腸内環境改善でお腹にもやさしい。
  • 『猫用まぐろ味の投薬用ちゅ~る』もあります。

難しい場合は動物病院に相談する

難しくて飲ませられない場合は、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
別の飲ませやすい薬を処方してくれるかもしれませんし、今は1度打つと2週間位効果のある注射などもあります。

まとめ

動物は『よし、飲ませるぞ』という空気を察します。
お薬を飲ませる時に大切なのは、『怒らない』『焦らない』『意気込まない』です。
飲んでくれたら、たくさん褒めてご褒美を与えましょう。

私の飼い猫も毎日薬とサプリを飲んでいますが、飲んだらごはんの時間にしています。
これが日課なので、いつもお薬タイムが終わるとごはん場所で待機しています(笑)

ペットと飼い主さん、お互いが少しでもストレスフリーに暮らせるように、今回の内容がお薬でお困りの飼い主さんに参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

ABOUT ME
カオリ
北海道の動物病院に勤務する、動物看護師です。 犬、猫、動物を愛しています! ペットと飼い主さんの笑顔が増えるよう日々研鑽しています。 暮らしに役立つペット情報や犬猫の病気・フード・介護の事などをわかりやすくをモットーに発信しています。 ペットと一緒にハッピーライフを^^